楽器は、あなたのパートナーです。
熟練されてくるほど、音で選ぶ傾向にありますが、
いちばん最初は、どんな音がいいのか、なかなか分からないものです。
まず一番最初は、入門セットなどが安くてオススメです。
練習用のアンプなどもセットになって、かなり安く手に入れることができます。
「好きなアーティストの使っている楽器と同じデザイン、色、形」、
または自分の好みで選んだ「デザイン、色、形」などがオススメです。
最初の頃は、なかなかコードが押さえられないなど、大変に思うこともあるでしょう。
そんなときでも、自分の好きな楽器であれば、モチベーションは高まります。
近所の楽器屋さんで「一番安い」という理由で楽器を選んでしまうよりも、
様々なデザイン、色、形などを見て、一番気に入ったものを選ぶといいでしょう。
2本目の楽器は、ブランド(メーカー)や音などにもこだわってみましょう。
ギターの2大ブランドと言えば、フェンダーとギブソンです。
まずは、ギターの2大ブランドのひとつ、「フェンダー」に注目してみました。
楽器は、楽器メーカーの中でも「○○シリーズ」などのように
音や形などで、ある特徴を持った楽器ごとにシリーズ化されて発売されています。
普通、「楽器は何を使ってる?」と聞かれてメーカーを答えるものですが、
フェンダーの場合はシリーズまで聞かれることがあります。
他のメーカーでシリーズ名を言っても「ふ〜ん」で終わってしまうことが多いのですが、
フェンダーの場合、音を聴いただけで、「○○の音だね」などのように言われることもあります。
「テレキャスター」、「ジャガー」など、シリーズごとにブランド化されたイメージがついているのです。
他のメーカーとくらべて、シリーズごとの個性が強烈です。
ギターの2大ブランドのうちの、もうひとつ、「ギブソン」にも注目してみました。
ギブソン・ギターの音の重量感は圧倒的です。
パワーならギブソン、繊細さならフェンダーといった感じでしょうか。
日本で世界的に有名なブランドといえばヤマハです。
フェルナンデスの「ZO−3」も世界的に有名です。
また、ESP系ブランドの流通もトップクラスにまで伸びてきました。
ESP、フェルナンデス、アイバニーズ、アリアプロ、ヤマハ、グレコなど・・・
アーティストが使うなどして日本で特に有名なブランドを集めてみました。
他にもまだまだブランドはあります。
まだあまり知られていないブランドを探してみるのもいいのではないでしょうか。
次はドラムに注目してみました。
ドラムセットはスタジオに置いてありますが、
できるだけ早く、自分専用のペダルとスネア・ドラムを準備した方がいいでしょう。
では、ドラムがいないバンドは?
ドラムのいないバンドの多くはリズムマシンを使っています。
昔は数パターンの演奏しかできなかったリズムマシンですが、
今では様々な機能がつき、保存できるデータの量も大幅にアップしました。
最新の機種も続々と登場しています。
キーボードを見てみましょう。
キーボードとは言っても、ライヴでキーボーディスト達が使っているのはシンセサイザーです。
エントリーモデルでも5〜6万するので、他のパートに比べるとお金がかかるかもしれません。
練習のためのアイテムといえば・・・
まず、メトロノームは必須アイテムですね。
もちろん、メトロノームではなく、リズムマシンでもいいでしょう。
リズムに合わせずに、ただ弾いているだけでは練習効果半減です。
他にも、練習のために役立つアイテムも増えてきています。
では、アンプを見ていきましょう。
アンプを買う順番は「小→大→中」がいいでしょう。
家で練習するぶんには小型アンプで十分です。
しかし、しばらくすると、ライヴでも使える自分の機材としてアンプが欲しくなってきます。
そこで多くの方がしてしまうのが、60w〜80wくらいの中型のアンプを買ってしまうことです。
「家でもライヴでも使いたい」ということで、中型のアンプを選んでしまうようです。
しかし、中型のアンプでは、ライヴでほとんど対応できません。
中型では出力が足りないため、音が他の音にかき消されて聞こえなくなってしまうのです。
ライヴ対応のアンプ(自分の機材としてのアンプ)を買うのであれば、大型アンプです。
ギターアンプの場合では最低120w、ベースアンプでは300wは欲しいところでしょう。
そして、ライヴで使うアンプに近い音で練習するために
一番最後に中型のアンプを最後に買うのです。
でも、まずは家庭練習用の小型アンプからですね。
バンドをしていると欲しくなってくるのがMTR(マルチトラックレコーダー)です。
MTRは録音する機材です。
4トラック、8トラック、16トラックなど様々なものがあります。
ドラムだけ録音し、そのドラムを聴きながら次はベースを録音する・・・
トラックの数だけ別々に録音していくことができます。
作曲でも役に立ちます。
メンバーの演奏を聴きながら自分のパートのアレンジを考えることにも使えます。
デモテープを作る場合など、レコーディングにも使えます。
オリジナル曲のバンドの場合、最低でもバンドで1台、
できれば1人1台持っておきたいところです。
次は楽器の音色を変化させるエフェクターです。
エフェクターには様々なものがあります。
どれを選ぼうか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
まず一番最初に欲しいのは、様々なエフェクターがセットになったマルチエフェクターでしょう。
マルチエフェクターが1台あれば、いろいろな音を作ることができます。
BOSS(ボス)のコンパクトエフェクターを1台目に買う人も多いようです。
BOSSはエフェクターのメーカーの中では、おそらく最も有名でしょう。
音もかなりしっかりしています。
また、エフェクターを中古で買い取ってもらう場合、普通ならかなり値崩れしてしまうのですが、
BOSSのエフェクターだけは高額で買い取ってもらえることが多いようです。
BOSSのツインペダルタイプのエフェクターも登場しました。
多機能さ、使いやすさ・・・ペダルタイプのエフェクターの最高峰です。
BOSSのエフェクターを1台目に買った場合、
2台目にまたコンパクトエフェクターを買い足す人も多いのですが、
2台目にマルチエフェクターを選ぶ人も多いようです。
では、マルチエフェクターが1台あれば、大丈夫なのか?
もちろん、ある程度の活動までは大丈夫です。
しかし、マルチエフェクター1台だけでは物足りなく感じてくることも多いでしょう。
たとえばギターの場合、マルチエフェクターに内蔵されている歪みの音というのは、
それほどいい音ではありません。
もっと自分の個性のある音を作るためには、歪み系の専門機が欲しいところです。
そこで、歪み系の専門機を買い足し、それとマルチエフェクターを接続するのです。
歪み系のエフェクターには、オーバードライブ、ディストーション、ファズなどがあります。
歪み系のエフェクターを何個も集めているコレクターもいます。
1台1台、かなり個性豊かです。
音をウネらせるエフェクターもあります。
ワウ(ワウワウ)は足元のペダルで自由に音をウネらせることができます。
ベースシストに最も使われているエフェクターはコンプレッサーでしょう。
もちろん、ギターでも使われます。
コンプレッサーを使えば、弾いたときの音の強弱の差を小さくすることができ、
音の粒がそろいます。
それによって、上手く聞こえるという効果もあります。
コンプレッサーで上手く聞こえるようにごまかしているアーティストも多いですよ。
エフェクターを使えば周波数特性を変えることもできます。
イコライザーで、高音を強めたり、低音を強めたりできるのです。
逆に高音を弱めたり、低音を弱めたりすることもできます。
家のコンポなどでもこの機能がついていますね。
エフェクターを使えば音を揺らすこともできます。
また、揺らした音を元の音に混ぜれば、厚みのある音も作ることができます。
エフェクターを使えば、音を遅らせて発音させることもできます。
音を遅らせるタイミングを調節して「やまびこ」のような効果を作ったり、
ほとんど耳では聴き取れないくらいの遅れの音を出し、音に厚みを持たせることもできます。
エフェクターを使って、残響音を作り出し、空間的な広がりを作ることもできます。
スタジオで弾いているような音、大きなホールで弾いているような音などを作り出します。
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