BAND-Member Staff Fan.com BAND-MSF企画・運営 バンドマン養成所 音楽著作活動サポート バンド結成マニュアル バンド活動マニュアル バンド戦略論 バンド用語辞典 バンドスタッフ バンドファン 楽器屋 音楽関連ショップ バンド関連書籍 バンド生活サポート バンド資金調達所 バンドツアー準備 音楽・現金プレゼント バンドメンバー募集・スタッフ募集 全国ライブハウス一覧 バンドサイトランキング
バンド戦略論
効果的なバンドのプロモーション 活動資金もホームページでかせぐ
>バンドアンケートの活用法
 >自己満足だけで終わらない 意味のあるバンドアンケート


Topics.1 リサーチで他のバンドに差をつけよう


マーケティングとは、生産者から消費者へ商品やサービスの流れを方向づける活動をいいます。
つまり、バンドからお客さんに商品やサービスを提供していく活動のことです。

曲作り、レコーディングから、宣伝活動、CDの流通、ライヴまで、すべて統合したものを意味します。

・どんな曲を作ろうか?
・どんなジャケットにしようか?
・チラシはどのようなものがいいか?
・どのように宣伝しようか?
・CDの発売日はいつにしようか?
・どのような方法で売ろうか?ショップで売ろうか?手売りをしようか?
・ライヴはいつやろうか?どこでやろうか?
・どのような衣装にしようか?

バンドが売れるためには、また、より多くのお客さんに聴いてもらうためには、
これらのようなものすべて、戦略が必要です。

曲がいいのに売れないなぁ・・・
演奏が上手いのに売れないなぁ・・・

このような問題をかかえているバンドはたくさんあります。
逆に、演奏が下手でも売れているバンドもたくさんあるのです。

これらのバンドの違いは戦略にあります。
戦略とは、売るための工夫です。


わかりやすく携帯電話に例えてみましょう。
もし仮に、アンテナで体温を計ることが出来る機能を持った携帯電話が登場したとしましょう。
携帯電話で一番必要なさそうなアンテナを使った新アイデアです。

しかし・・・
お客さんは、欲しいと思わなければ買わないのです。

お客さんは何を求めているのか?
これは重要ですね。


CDの発売日を例にあげてみましょう。
もし仮に、あなたの自信作をCDで発売することになったとしましょう。

しかし・・・
同じ日に、同じジャンルの超有名バンドがCDを発売したら、あなたのCDのセールスは減ってしまうでしょう。
こういったことに対しても戦略が必要なのです。


では、戦略を立てるためにはどうすればいいのでしょうか?

「お客さんが何を求めているのか」、「競争相手となるバンドの動き」など・・・
情報を収集することです。

これらのような情報を収集し、分析することをマーケティングリサーチといいます。

競争相手となるバンドの動きは、雑誌を読む、バンドのホームページをチェックしてみるなど、
様々な方法を思いつくことができるでしょう。

では、「お客さんは何を求めているのか?」どのように情報を集めたらいいのでしょうか?

その方法として代表的なものがアンケートです。
アンケートを有効に使うことができるかどうかだけで、バンドが売れるか売れないか変わるのです。
かなり重要ですよね?

ライヴなどで、「他のバンドがアンケート用紙を折り込んでいるから」という意味のない理由で
自分たちのバンドもアンケートをとろうと思っていませんか?

もっと、アンケートを活用してみましょう。


では、実際に他のバンドのアンケートなどを見てみましょう。


多くのバンドのアンケートに書かれている項目は、次のようなものです。

・今日のライヴはどうでしたか?
・一番好きな曲は何曲目ですか?
・それぞれのメンバーごとにコメントをお願いします

「今日は良くなかったから次回がんばろう」、「○○が人気あるね〜」など・・・

ライヴの反省にはなるものの、
それほど活用できていないのではないでしょうか?


では、ひとつアイデアを出してみましょう。
たとえば、アンケートに次の項目を加えてみては、どうでしょうか?

「ライヴがあると、うれしいのは何曜日ですか?また、都合が悪いのは何曜日ですか?」

これなら戦略を考えることもできます。
学校や会社などの都合で、曜日によって、お客さんの数は変化するものです。

・この曜日はお客さんが多そうだから、できる限りこの曜日になるようにライヴの日程を決めよう
・この曜日はお客さんが少なそうだからライヴを避けよう

ライヴのブッキング(日程の取り決め)をするときに参考になりそうですよね?


まだまだ、戦略を立てるために、いろいろなアイデアがあると思います。
あなたのオリジナルのアイデアを、アンケートで活用してみてはどうでしょうか?


Topics.2 HPにアンケート専用ページを作ろう


バンドのホームページの中でアンケートをとることも効果的です。


まず第1に、ホームページをじっくりと見てもらってから、アンケートに答えてもらうことができるのです。

ライヴでは他のバンドも出演するのですから、
お客さんが最後にまとめてアンケートを書こうとしたのであれば、どうしても印象が薄れてしまいます。

あなたのバンドの演奏が終わって次のバンドが始まるまでの転換の間にアンケートを書いてもらえればいいのですが、
転換の時間は15分程度です。
その時間の中で、友達と話したりなどもするのですから、時間は限られています。

また、書く場所も問題です。
机の上など、安定した場所で書くことができればいいのですが、
ライヴハウス内では、壁を使って書いてみたり、手帳を下敷きにして書いたりします。
安定した場所で書くことができないので、どうしても簡単な内容しか書くことができません。

ですので、もっとじっくりとアンケートを書いてもらうためには、
ライヴ以外でアンケートを書いてもらう機会を増やしてみることです。


ホームページのアンケートでは、曲を試聴してもらってアンケートに答えてもらうこともできるという特徴もあります。

ライヴの場合、まだライヴに通いはじめたばかりのお客さんでは、何曲目の曲が何という曲なのかわからないでしょう。
「3曲目(新曲)はどうでしたか?」などと書いても、お客さんにはわかりにくく、曲順も忘れてしまうものです。

曲の人気投票をしてみて、ライヴで演奏する曲を決めるのもいいかもしれませんね。


ほかにも例をあげてみれば、バンドのメンバーの誰かが脱退したとき、
何人か新メンバーの候補をあげてファン投票で選ぶこともできますね。( ^▽^)


バンドサイトの中でアンケートをとる場合、
まずはバンドサイトに集客する必要があります。

ファンでないお客さんをバンドサイトに呼び込むことっは、なかなか大変なのですが、
ファンを対象にもっと詳しくアンケートをとりたいとき、
ホームページ内にアンケート専用のページを作っておくことがオススメです。


Topics.3 一般の人たちの意見も聞いてみたい


ライヴハウスやホームページなどでのアンケートといったら、
あなたのバンドのファンや、対バンのファンの一部の人たちだけが協力してくれるものでした。

しかし、ライヴハウスに来ていない人や、もっと一般の人の意見も参考にしてみたいことはありませんか?


ライヴハウスに来ていない人たちや、一般の人たちにアンケートをとりたい場合、
街角にたって「アンケートお願いします」とは、なかなか出来ないですよね?

アンケートリサーチ代行業者というものがあるのですが、料金を見てみると・・・高すぎ(/||| ̄▽)/って思うはずです。

ちなみに某アンケートリサーチ代行業者の料金は
5問のアンケートを100人にすると5万円、10問のアンケートを500人にすると17万円・・・

大手企業が商品販売のためのアンケート調査をするにはいいかもしれませんが、
バンドが一般の人にアンケートをとるのにそんなにお金をかけるわけにはいきません。


そこで、一般の人たちにアンケートをとってみたいとき、
カフェスタというSNSサイト(mixiみたいなサイト)がオススメです。

このサイトは料金は完全無料です。
そしてもちろん、名前やメールアドレスが公開されることもありません。

コミュニティーサイトをうまく使って、バンドのアンケートをとるために活用できるのです。

もちろん友達を作ってみてもいいでしょう。
アンケートだけに利用してもいいでしょう。


まず、あなたが自由にアンケートの内容を考えることができます。
そして、多くの人が投票していってくれます。

基本的には5択問題のアンケートを作るのですが、
5択のうちのどれか1つを選んで投票するだけでなく、コメントを残していってくれる人も多いので参考になります。

他にもアンケートをとることができるサイトはありますが、
カフェスタは会員数が100万人以上と圧倒的に多いので、より多くの投票を得ることができます
会員数はmixiに続いて第二位のようです。(2007年1月現在)


僕もよくアンケートに活用しています。

たとえば、このようなアンケートをとってみました。

<アンケート>
映画館・コンサート・舞台などでチラシをもらうこともあるはず。

そのチラシも大きさは様々。
A4:ノートよりちょっと大きい紙
B5:ノートの大きさ
さらに小さいものなど・・・

あなたの興味のあるジャンルのチラシを10枚くらいもらったとして、そのチラシってどうしますか?

ふだん持ち歩いているバッグの大きさをふまえて、どうするか教えてください。
<結果>
1.家に帰るまでに捨ててしまう 10%
2.全部を半分に折り曲げてバッグに入れる 56% (チラシを持って帰る人のうち62%)
3.A4のチラシを半分に折ってB5のチラシは折り曲げない 17% (チラシを持って帰る人のうち19%)
4.全部のチラシを折り曲げずにバッグに入れる 17% (チラシを持って帰る人のうち19%)
5.手で持って帰る 0%

結果から分析すると、次のようなことがわかります。

10%の人にはチラシは意味がないなぁ。
では、チラシを持って帰ってくれるお客さんの場合は・・・?

A4のチラシを作った場合、チラシを持って帰る人のうち、折り曲げないで持って帰ってくれる人は19%だけ。
81%の人は折り曲げてしまう。

では、B5のチラシを作った場合、折り曲げないで持って帰ってくれる人は38%に増える。
でも残り62%の人はA4のチラシと一緒に折り曲げてしまう。

チラシなどを折り曲げるときって、全部のチラシをちょうど半分に折り曲げるのではない・・・
大きいサイズのチラシを基準にして、だいたい半分になるように折るのだから、
B5のチラシでは折り目がナナメになったり、キタナイ折り方になってしまう。

このようなことを参考に、戦略を立てます。

文字ならば折り曲げても普通に読むことができるが、写真の部分に折り目が入るとバンドの印象が変わってしまうかもしれない。
では、折り目がつかない位置に写真を配置してチラシを作ろう。

折り曲げずに持って帰ってもらえる可能性が高いB5サイズのチラシを作ろうか、
それとも、たとえ折り曲げられたとしても真ん中で折ってもらえて印象のくずれないA4サイズのチラシにしようか。

アイデア次第で、バンド活動が変わってきそうですね。


他にもアンケートをとってみました。

<アンケート>
ホームページを見るときのインターネットエクスプローラーなどで、
左側にフレームで「検索」、「お気に入り」、「メディア」、「履歴」など、表示してますか?
<結果>
1.何も表示していない 80%
2.「検索」を表示 7%
3.「お気に入り」を表示 13%
4.「メディア」を表示 0%
5.「履歴」を表示 0%

結果から分析すると、次のようなことがわかります。

バンドのホームページを作ったときに、画面いっぱいに作ってしまうと80%の人にとっては何も問題ないが、
残りの20%の人にとっては、かなり不便に感じられてしまう。

では、バンドのホームページはどうしようか・・・

どんな人にでも見てもらえるように、やや横幅を小さくして作ろうか、
それとも20%の人をあきらめて、画面いっぱいにバンドの世界観を演出していこうか。

これらも戦略ですね。

画面の左側にフレーム表示している人が20%という結果でしたので、
ちょうど、どうするか悩むところですね。

これがもし、50%の人が画面の左側にフレーム表示していたのなら、
間違いなく横幅を小さくして作るところです。

自分が画面の左側にフレーム表示していないから、ほかの人もしていないだろうと思い込んでしまう人も多いのですが、
やはり、こういったことはアンケート調査してみないと分からないものです。

調査って重要ですよね。


まだ他にもアンケートをとってみました。

<アンケート>
どれくらいのバンドマンがファンに手を出してる?
<結果>
1.バンドマンの20%くらい 5%
2.バンドマンの40%くらい 11%
3.バンドマンの60%くらい 42%
4.バンドマンの80%くらい 31%
5.バンドマンは全員ファンに手を出している 11%

これは単にネタ的に( ^▽^)

こんな感じで遊べたりもするのも、コミュニティーサイトのアンケートの面白いところですね。


「カフェスタ」 ★★★★★  << コチラから登録できます (登録料、月会費など、すべて無料です)
<おもな特徴>
会員数 111万人(2004年9月現在)
簡易ホームページ 簡単なホームページを持つことができます。
リンクを使ってバンドのホームページへお客さんを呼び込むこともできます。
アンケート 簡易ホームページの中にアンケートを作ることができます。
5択問題をいつでも自由に設定可能で、アンケートの回答にコメントをつけてもらうこともできます。
チャット 直接、意見を聞きたいときにはチャットが便利です。
バンド専用のチャットもあり、バンドマン、バンドファンも、よく見かけます。
サークル サークルを作ることもできます。
バンドマンのサークル、バンドファンのサークルもあります。
ゲーム 大富豪、ジェムシェイカー(パズルゲーム)、トレージャーハント(ボードゲーム)などで遊ぶことができます。
アバター サイト内で使える自分のキャラクターで、いろいろな髪型や衣装に着せ替えができます。


ホームページ導入のすすめ
バンド資金はホームページで稼ぐ
バンドアンケートの活用法
バンドサイト集客法
メジャーデビューする方法
バンド集客戦略マニュアル