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>バンドスタッフのライブ一日
 >バンドスタッフのメインの仕事 ライブの一日をレポート


Vol.1 ライブまでの準備


ライブ当日、バンドのスタッフは何をしているのでしょうか?

実際にお客さんとしてライブを見に行ってみるとスタッフが仕事をしている様子を見ることができます。
しかしあなたの見ていないところでもスタッフは仕事をしています。
あなたが目にするスタッフの仕事はほんの一部分でしかないのです。

では実際スタッフはどのような仕事をしているのでしょうか。
ライブの流れにそって順にお伝えしていこうと思います。

スタッフの仕事はたくさんあります。
もしあなたがバンドのスタッフをやってみようというときは、一度に全部覚えてしまわなくても大丈夫ですよ。
メンバーに聞いたりしながら少しずつ覚えていきましょう。

ライブハウスに着いてから仕事が始まると思うかもしれませんが、
バンドによってはもっと早くから仕事がある場合もあります。

当日だけ手伝いに行けばいいというバンドもありますが、
そういったバンドは結成して間もないバンドが多いようです。

活動が軌道にのっているようなバンドでは
ライブの前にメンバーもスタッフも準備を進めておくことが当然になっています。

スタッフはライブの前の日までにライブハウスに電話をして
当日のライブハウスへ集合する時間を確認します。

ライブハウスに入ることを入り(いり)といい、
ライブハウスへの集合時間を入り時間といいます。

電話口では「■■バンド名■■ですが、明日の入り時間教えてください」
などのように聞けばいいでしょう。

現地集合(集合場所がライブハウス)ではなく、一度全員で集まってからライブハウスに向かう場合、
入り時間とは別に、バンドでの集合時間と集合場所を決めなければなりません。

集合場所からライブハウスまでにかかる時間を予想して、入り時間から差し引いた時間を集合時間に設定します。
ですが実際はそれよりも少し早い時間を設定します。

遅刻をしてしまうとライブハウスのスタッフ、対バン(同じ日に一緒にライブをするバンド)などに迷惑をかけてしまいます。
機材車でライブハウスに向かう場合は渋滞なども考えて時間を決めなければなりません。

集合時間と集合場所をメンバー全員に連絡します。
ほかにもスタッフがいるならば、ほかのスタッフにも連絡します。
バンドによっては入り時間の確認や集合場所・時間の連絡はメンバーがやってくれます。

多くのバンドマンは時間にルーズです。
集合時間に遅れてくるメンバーは多いでしょう。
遅刻は直させなければなりません。

バンドによっては寝坊が多いメンバーに電話して、
ちゃんと起きているか確認したりする仕事などもあるかもしれません。

全員集合したらライブハウスへ向かいます。
機材車を持っているバンドの場合、通常は機材車でライブハウスに向かいます。

このときに機材車の運転を任されることがあります。
常に運転するのではなく、ライブハウスの前に停めてある機材車を駐車場に入れてくるなどのような、
すこし移動してもらう程度の運転を頼まれることもあります。
機材車の運転はライブのときに限らず、スタジオのときやレコーディングのときにも任されることがあります。

もちろん、あなたが運転免許証を持っていないならばちゃんと断ってくださいね。


Vol.2 ライブハウス入り


ライブハウスに着いたら、まず「おはようございます」のあいさつです。

たとえ夕方や夜であったとしても
「こんにちは」や「こんばんは」を使わずに「おはようございます」を使います。

音楽関係の人たちは昼や夕方に起きる人たちも多いのです。
相手の起きる時間帯がわからない以上、常に「おはようございます」なのです。

夕方からや深夜のアルバイトをした経験のある人は「おはようございます」に慣れているかもしれませんね。
音楽関係に限らず「おはようございます」を使っている職種は多いようです。

起きる時間の話とは別に
「おはようございます」には、「こんにちは」や「こんばんは」との違いがあります。

「おはようございます」だけが敬語なのです。

「こんにちは」は敬語ではないですよね?
「こんばんは」は敬語ではないですよね?

3つの中で敬語を使っているのは「おはようございます」だけなのです。

相手によっては、ほかの2つのあいさつは失礼だと感じる人もいます。
ですから、かならず「おはようございます」を使うのです。

親しくなった人には「おはよう」をおもに使います。

「おはよう」
「こんにちは」
「こんばんは」

いちばん親しみやすいのは「おはよう」ではないでしょうか?

このあいさつに慣れてくると、いつでも「おはよう」になってきます。

午後から学校に言って「おはよう」と言ったら友達に「もう昼だぞ」って言われてしまったり、
夜に友達に電話して「おはよう」と言ったら「業界人か?」って言われてしまうこともあるかもしれません。

あいさつはメンバーだけがするのではありません。
スタッフもメンバーと同様にあいさつは必要です。

他のバンドのメンバーやスタッフ、ライブハウスのスタッフなど・・・
ライブに関係している人すべてにあいさつします。

ライブに関係しているかわからないけれど
なんとなくバンドマンっぽいなぁと思ったら、あいさつをしておきましょう。

バンド同士のトラブルでいちばん多いのは
「あいさつ」が原因のトラブルです。

「あいさつをしなかった」
「あいさつしたのに無視された」

これで多くのバンドがトラブルを起こし、バンド界から消えていきました。
もちろんメンバーではなくスタッフがあいさつをしなかったとしても同じようにトラブルになります。

あいさつは忘れないようにしましょうね。

どんなに仕事のできるスタッフよりも
あいさつのしっかりできるスタッフのほうがバンドにとっては重要です。

スタッフの仕事でいちばん大切なのは「あいさつ」なのです。

機材車で来ているバンドは機材車をライブハウスの前にとめます。
そして持ってきている機材を機材車から降ろしてライブハウスの中まで運びます。

これにはかなり力がいります。
機材は非常に重いものが多いのです。
重いものは無理をせず2人がかりで運びましょう。
2人がかりでも無理だったのなら3人がかり、4人がかりと増やしていけばいいのです。
無理してひとりで運ぼうとして腰を痛めてしまうなんてことがないようにしましょう。
(↑これって本当にやっちゃう人もいるんですよ。)

重い機材だけではなく軽い機材などもあります。
力がないからといってボーっと見ていたりしないで、軽いものだけでも手伝ってあげてくださいね。
また、機材の中には落としたら破損してしまうものも多いので注意が必要です。

ライブハウスに機材を運び入れたとき、置いてはいけない場所などがあったりもします。
ですからメンバーやライブハウスのスタッフに聞いてから置いたほうがいいでしょう。

運び入れた機材はバンドで1箇所にまとめておきます。
ほかのバンドの機材と混ざって、どれがあなたのバンドの機材か分からなくなってしまうこともあるのです。

機材には、下においていいもの、上に何かを載せてはいけないもの、
寝かせて置いていいもの、立てておかなければならないもの、
固定して置いておかなければならないものなどの違いがあります。

最初のころはメンバーに聞いてみてください。
そしてできるだけ早く慣れて覚えてしまいましょう。

昔、僕のバンドで置き方が悪かったためにギターのネックが折れてしまったことがあります。
こんなことがないようにしたいものですね。

機材を運ぶ仕事はライブのときに限らず、
スタジオのときやレコーディングのときにも任されることがあります。

また、スタッフはメンバーが機材を置いてその場を離れるときなどにその管理を任されます。
メンバーから機材を見張っているように指示されることもありますし、
スタッフを信頼して特に指示をしないでメンバーがその場を離れることもあります。

実際にはメンバーからの指示があるかないかにかかわらず、
機材車から機材を降ろしたときからライブが終わってまた機材車に機材を積むときまで
この仕事が続いていると思っていてください。

機材の盗難などが発生しているのは事実です。
もしも盗難があったらライブハウスではなくバンドの責任です。
スタッフだから関係ないとはいえません。
機材の管理は、活動に慣れてくると怠りがちになるので注意してくださいね。


Vol.3 チケットの取り扱い


チケットの取り扱いは重要です。
メンバーが教えてくれなかったり、知らなかったりする内容もあるかもしれませんので覚えちゃってくださいね。

ライブのチケットはライブの前日までに売ったりもするのですが、
ライブの当日に売ることもあります。

当日の場合ライブハウスの前などで売るのですが、通りすがりの人が買ってくれるなんてことはまずありません。
チケットを持たずにライブハウスに来たお客さんが対象になります。
ですから、おもに売る時間帯はお客さんがライブハウスに来る時間帯、つまりOPEN時間あたりになります。

また、遅れてくるお客さんもいるので、あなたのバンドの本番の直前までは外でチケットを売ります。
直前まで売るとはいってもライブ直前はかなりいそがしくなるので、できないかもしれません。

何人かのスタッフで交代でチケットを売ることもあります。
ライブハウスの前あたりで、「■■バンド名■■、チケット売ってます」などのように言っているのをよく見かけます。
このように売ればいいでしょう。

もしチケットが売れ残っていたとしてもライブ当日は割り引きしてチケットを売ってはいけません

あなたたちが割り引きをしてチケットを売っていることがほかのバンドを見にきたお客さんに知れると、
自分たちが見にきたバンドからはチケットを買わずに、あなたのバンドからチケットを買うことがあります。

つまりチケット代の安いバンドから買うという現象が起きてしまいます。

近所のスーパーでも価格競争してるし安いほうが売れるのがあたりまえだから
別にいいじゃないかって思うかもしれませんが、これはダメです。

これには2通りの理由があります。

ひとつめの理由は、
あるバンドを見にきたお客さんが安く売っていたあなたのバンドのチケットを買ってしまった場合、
そのバンドにとっては対バン形式(複数のバンドが一緒にライブをやる形式)でなければ売れていたはずのチケットが
対バン形式のために売れなくなってしまうのです。

つまりは損害を与えてしまっているのです。

いくら価格競争が自由だとはいっても
全く同じ物を目の前で安売りしてしまったら妨害しているようなものですよね。

チケットの売れた枚数というのはライブハウスのバンドに対する評価にもなります。
同じ金額でなければ公平ではないのです。
ですから見にきたバンドからチケットを買ってもらうということは重要ですよね。

ふたつめの理由はバンドの価値を下げられてしまうことです。
たとえば5つのバンドが出演するライブで2000円のチケットがあったとしましょう。
計算してみると1バンドあたり400円の計算ですよね?
これを安売りして1000円で売っていたとしたら1バンドあたり200円の価値しかないということになります。
安売りをしてしまうと、ほかのバンドのライブの価格を勝手に下げてしまったということになるのです。

これらの理由により当日はチケットを安売りしてはいけないというのは
バンド界の暗黙のルールになっています。

当日にチケットの割り引き販売をしたことでバンド同士がトラブルになることがよくありますので
当日にチケットの割り引きはやめましょう。

これとは逆にチケットを買ってくれたら○○をプレゼントというように特典をつける場合は大丈夫です。

次はチケット予約についてです。
チケットの予約・前売りは、あらかじめチケットを渡して料金を受け取っておくのではなく
電話などで予約の名前だけ入れておくという方法がよく使われています。
これは、お金の振り込み手数料やチケットの郵送代などがかかることが原因です。

スタッフには電話で予約の受け付けだけしておいた予約者から
当日にお金をもらってチケットを渡すという仕事があります。

まずはチケット予約者のリストを作っておきます。
そして余ったチケットを売るなどしながら、ライブハウスの前でチケットの予約者が来るのを待ちます。
チケットを予約したお客さんが会場に来たら、料金と引き換えにチケットを渡すのです。

予約者リストはライブハウスのスタッフに渡してしまうこともあります。

メンバーやバンドのスタッフがどうしてもいそがしくて外に出られないとき、
ライブハウスの受け付けをしているスタッフに「■■バンド名■■の予約者ですのでお願いします」と言って、
予約者リストと、リストに書かれている人数分のチケットを渡しておくのです。
そうすれば、お客さんが窓口に来て「■■バンド名■■で予約してます」と言って、自分の名前を言ってくれれば、
窓口でチケットを受け取ることができるようになります。

この場合、ライブハウスによってですが
チケットと引き換えにチケットの代金をお客さんから回収してくれるところと、
チケット代を回収してくれずにチケットをお客さんに渡すだけというところがあります。

チケットを渡すだけでチケット代を回収してくれないライブハウスの場合には、
ライブの終了後などにそのお客さんのところへ料金を回収しに行かなければなりません。

料金の回収を忘れてしまったり、お客さんが先に帰ってしまったような場合には
そのお客さんはタダでライブを見れたことになり、そのチケット代はあなたのバンドが支払うことになってしまいます。

窓口のスタッフに予約者リストを渡すときには、
予約者にチケットを売って代金を徴収してもらえるのか、それともチケットを渡してくれるだけなのか、
確認をとっておいたほうがいいでしょう。


Vol.4 ライブ前の仕事


メンバーが面倒くさがって雑用をスタッフにお願いすることもあります。
しかし、すべての雑用が「メンバーが面倒くさがっている」という理由ではありません。
メンバーがするべきではない雑用というものもあります。

では、順に紹介していきます。

まずは書類の記入です。
ライブハウスのスタッフのほうから3枚程度の書類が手渡されますのでそれに記入をしていきます。

これらは勝手に書いたりしないで、メンバーに聞きながら書いてください。
本来はメンバーが書いたほうがいいのですが、メンバーたちはなかなか面倒くさがりなのです。

まずはバックステージパス発行の申請の書類を書いてしまいましょう。
バックステージパス(略してパス)は
ライブが始まってからも自由にライブハウスに出入りすることができる証明書のようなものです。

この書類には「バンドの名前」、「メンバーの名前」、「バンドスタッフの名前」、「ゲストの名前」など
それぞれを書き込むところがあると思います。

バンドの名前は正確に記入してください。
メンバーの名前は本名でなくステージネームでも大丈夫でしょう。
スタッフの欄にはバンドのスタッフの名前を書きます。
もちろんローディーの名前もスタッフの欄に書きます。

ゲストの欄にはメンバーがゲストとしてライブに招待した人の名前を書きます。

ゲストとはライブに来てくれたファンのことではありませんし、
ライブにゲスト出演してくれるアーティストのことでもありません。
ほとんどの場合メンバーの友人たちで、チケットなしでライブに招待したお客さんのことをいいます。

次はPA表と照明表を書きましょう。
PA(ピーエー)表は音響に関する注文書で、照明表は照明に関する注文書だと思ってください。

これらにはまず曲順を書いていきます。

ライブの途中で実際に演奏するのとは別に

SE(エスイー):CDやMDなどで曲を流してもらう
MC(エムシー):ライブの途中でトークをする

これらをライブの流れの中でどこに入れるかということも書き入れます。
あなたのバンドのステージのタイムテーブルを書いていくわけです。

次に音響や照明に対して注文などがないかメンバーに聞いて書き込んでいきます。
具体的には・・・

「○曲目はベースの音を大きくしてください」
「○曲目はギターがコーラスもやるのでマイクの音が出るようにしてください」
「○曲目は赤色を中心にした証明にしてください」

こういった内容のものになります。

PA表と照明表は非常に似ていることが多く、書き間違えることも多いので注意しましょう。

これらの書類を書いたらライブハウスのスタッフに提出します。

ライブ中にSEを入れる場合にはSEに使うMDやCDなどを一緒に渡します。
ここで注意が必要なのですが、
ライブハウスのスタッフがどのSEがどのバンドのものかわからなくなってしまうことがあるのです。
ですから渡すCDやMDにラベルなどをつけて「バンド名、SE、○曲目」などのように書いておきます。

ところで「ライン録り」という言葉を聞いたことはありますか?

ライブ当日の演奏を録音するのです。
ライン録りをしたい場合にはライブハウスのスタッフに頼むことができます。

これはスピーカーから出てくる音を録音するのではなく、スピーカーから出力される前の音を録音してくれます。
ですからMDレコーダーなどを持ち込んで録音した場合とはかなり音が違ってきます。
これをライン録りといいます。
それに対してスピーカーから出された音を録音することを「空中録り(くうちゅうどり)」といいます。

ライブハウスがやってくれるのはライン録りです。
空のテープ・MDなどを渡せは無料でライン録りしてくれます。
(もしかしたら有料のライブハウスもあるかもしれません)

ライン録りをしてもらうときは空のテープ・MDなどにバンド名が書かれたラベルなどをつけておいて
ライブハウスのスタッフに渡します。

バンド名が書いてなければ
ライブハウスのスタッフがどのテープ・MDがどのバンドのものかわからなくなってしまうことがあります。
ですから渡すテープ・MDには必ずバンド名を書いておくのです。

ライブハウスではビデオ録画もしてくれます。
一般的に空のビデオテープは自分たちで準備してライブハウスのスタッフに渡さなければなりません。

ビデオ録画は「オペレーターつき」か「固定」を選ぶことができると思います。

「オペレーターつき」というのはライブハウスのスタッフがカメラを構えて録画してくれます。
ステージ全体を撮ったりヴォーカルだけを撮ったりいろいろなことをしてくれます。
ズームで撮ったりなどもしてくれるのでプロモーションビデオを作ろうなどといったときに役立ちます。

それに対して「固定」というのはオペレーターがつきませんのでライブ中ずっとステージ全体を撮ったものになります。
こちらはメンバーが立ち位置の工夫をしたりステージングの確認などに役立ちます。

ビデオ録画は有料です。
オペレーターつきの方が料金は高くなります。
オペレーターつきで4000円くらい、固定で2000円くらいが相場ではないでしょうか。
空のビデオテープ代もセットで料金に含まれるライブハウスもあります。
この場合にはビデオテープ代の分だけ料金が高くなります。

ビデオ録画の場合でも渡すテープには必ずバンド名を書いておきます。

これらのテープ・MD・ビデオテープなどは
「ライン録りお願いします」、「ビデオ録りお願いします」といって書類を出すときに一緒に渡せばいいでしょう。

買い出しもスタッフの仕事です。
ライブのために髪型をセットした後やステージ衣装に着替えた後などは、
たとえ機材に必要な電池を買い忘れたからといってメンバーが買いに行くことはありません。

お客さんはライブでの演奏だけでなく、ステージに登場するメンバーの姿などにも期待しているのです。
ですからステージに登場するときの姿をライブの前にお客さんに見られてしまったら台無しになってしまいます。
それ以外にも、お客さんとの過剰な接触を避けるためにもメンバーは外には出ないことが多くなります。

そのため買い出しなどの外に出なければならないことはスタッフの仕事になるのです。

主な買い物は3つです。

・弁当
・ステージドリンク(ライブ中にステージで飲むドリンク)
・楽器で使う電池

これらの買い出しを頼まれることが多くなるでしょう。
ライン録り用のテープ・MDをコンビニではなく安く売っている電気屋さんで買ってくるように頼まれることもあるかもしれません。

お金は最初にメンバーから預かることもありますが、
スタッフが立て替えておいて後から回収したり、先に集めておいたバンド費から出したりもします。

ふつうに買い物に行くだけなので何も問題ないと思うかもしれませんが、注意しなければならないことが2つあります。

まずひとつはステージドリンクです。

メンバーによってはステージドリンクにはストローをつけるように頼まれることがあります。
これは口紅が落ちてしまわないためです。

ストローをつけるように頼まれたのなら自販でドリンクを買うということはできません。
ストローが必要なのですからコンビニなどで買うことになります。
ストローを別に買ってくるのではなくコンビニの店員さんにストローをつけてもらうように頼むのです。

ストローをもらってくれば安心かというとそうでもありません。
買ってきたドリンクがペットボトルなどの場合にもうひとつ問題がでてきます。

ペットボトルの高さとストローの長さをくらべてみてください。
わかりましたか?

ストローの長さが足りないのでストローがペットボトルに沈んでしまうのです。
これではストローの意味がありませんよね?

ですからストローが沈んでしまわないようにガムテープなどで固定します。
ドリンクひとつでなかなか面倒くさいですよね。

もうひとつの注意点は電池の種類です。

電池にはいくつかの種類があります。
ですから電池の買い出しを頼まれたときには間違った乾電池を買ってしまわないように注意しなければなりません。

楽器で使う電池といったら四角い形をした9Vの電池のことです。
わからなければメンバーに聞けばいいでしょう。

9V電池にはマンガン電池やアルカリ電池がありますが、
特にメンバーの指示がない場合にはどちらでもいいと判断してよいのではないでしょうか。

<9V電池>


買い出しのときにチラシやアンケート用紙のコピーを頼まれることもあります。
コピーの仕方などを指示されることもあります。

少しくらいのコピーの失敗は許してもらえるでしょうが、
毎回のライブごとに何度も失敗していたらメンバーも仕事を任せられなくなってしまいます。
コピーの仕方くらいは覚えておいたほうがいいでしょう。

お金の節約のために大きめの紙にコピーをしてそれを半分に切って使うというバンドもあります。
紙の大きさによってコピーの料金が変わらなければ
1枚ぶんのコピー代で2枚作れてしまうのでコピー代が半分で済むというわけです。

このような場合カッターナイフやはさみなどを準備しておくといいでしょう。
カッターナイフやはさみなどはライブハウスで借りることもできるのですが、
あなたのほうで準備しておいたほうがメンバーからの信頼が厚くなりますよ。

ライブに向けて準備をしながら、それと同時にしなければならに仕事があります。

それは機材車の見回りです。

バンドの機材車は、ライブハウスに近いところに停めたほうが機材の積み降ろしなどに便利で都合がよかったり、
駐車場に入れるのにはお金がかかるという理由から、
駐車場に入れずに道路に停めてしまうことが多くあります。

ですから、ほかの車の通行の迷惑になってしまってはいないか定期的に見回りにいったりするのです。

駐車禁止区域に駐車することは本当はいけないことなのですが、そこに機材車を停めてしまって、
駐車禁止をとられないように、たびたびチェックに行くということもあるかもしれません。

ほかの車の通行の迷惑になっていたり、
チョークでタイヤにマークが付けられて駐車禁止をとられそうだと思ったら
すぐに機材車を移動させるのです。

もしあなたが運転免許証を持っていなかった場合は機材車を移動させるのではなく、すぐにメンバーに伝えます。

この仕事はライブのすべてが終了して帰るときまで続きます。
メンバーや機材車の所有者から見回りに行くように頼まれることもありますが、
何も言われなくても自主的に見回りに行ってみるのがいいでしょう。

僕もスタッフに機材車を見ているように頼むことがあるのですが、
機材車を置いたままメンバーだけでなくスタッフも一緒に連れてご飯を食べに行ったことがあります。
もどってきたら機材車がない!見事にレッカー移動されてました(・o・;)


Vol.5 出演準備と物販の仕事


出演が近くなると、かなりいそがしくなります。
これは出演の準備だけではなく、ほかの仕事も重なってくるからです。

ここから先はライブ直前の仕事について触れていきますが、
それと同時進行で機材車の見回り、チケット売りなどをしなければなりません。
場合によっては緊急で買い出しに行ってもらうなどのこともあるかもしれません。

バンドでグッズ販売などをする場合には会場のすみにテーブルとイスなどを置いてもらいます。
これは最初に書類を提出したときなどに
ライブハウスのスタッフから「物販はありますか?」と聞かれることも多いと思います。

物販(ぶっぱん)というのはグッズなどの物を売るという意味で、
そのための場所(テーブルとイスを用意してもらったスペース)を物販席といいます。

そこでライブ中にグッズなどを売るのです。
おもに売っているものはデモテープ、写真、ステッカーなどでしょうか。
「■■バンド名■■、デモテープ販売中です」などと声をかけることもあるのですが
バンドの演奏中は妨害になってしまうのでしてはいけません。

それにあなたのバンドのお客さんだったら一度は物販席をチェックしに来るでしょうし、
ほかのバンドを見にきたお客さんも物販席を見に来ることもあります。

興味のないお客さんに無理に声をかけても売れないでしょうから
物販席で声をかけることには意味がないでしょう。

注意しなければならないことは、何がどれだけ売れたかをしっかりと把握していなければならないことです。

物販席で売れた分のに対して、売り上げの10%をライブハウスに支払うなどのルールがあります。
これをしっかり計算しておかないとバンドとライブハウスとの信頼問題にかかわってくるのです。

次は楽屋(がくや)での仕事です。

楽屋というのはライブハウスの中のバンドの控え室で、
対バン形式の場合では、複数のバンドが同じ楽屋を使うことが多くなります。

楽屋ではメンバーが髪型のセットをするのを手伝ったりメイクを任されたりすることもあります。
衣装の着付けなどをすることもあります。

これらのことを専門としたスタッフでない限り、お手伝い程度に考えればいいでしょう。
できなくても仕方がないのです。
本当に必要であったならば、専門のメイク、ヘアーメイク、ネイルアート、スタイリストなどをメンバーが呼んでくるでしょう。

ですが一応、鏡、ブラシ、ドライヤーくらいの準備はしておいたほうがいいかもしれません。
これらはメンバーが必要なものなのに、意外と自分で準備してこないメンバーが多いのです。

これらの仕事はただ手伝うだけだとはいっても、
いろいろと準備をしてきてくれるスタッフはメンバーに頼られるスタッフになるのです。

貴重品の管理もスタッフの仕事です。

メンバーはステージ出演するときに財布を持っていったりしませんし、家の鍵などを持っていくこともありません。

スタッフのいないバンドのメンバーはロッカーに預けるかポケットに入れるかして
ステージに立たなければならないのですが仕方ありませんね。

このようにメンバーが貴重品などの荷物を持ったままステージに立つことはできません。
ですから本番中は貴重品などをスタッフが預かるのです。

また、バックステージパスをつけたままステージに立つことはできませんので、これを預かることもあります。

これらを紛失してしまうと全面的にスタッフの責任になってしまいます。
貴重品を預けてもらえるようになったなら信頼されている証拠ですね。

チューニングを任されることもあります。

と、書いておきながら実際にはローディーでない限り任されることはほとんどないことと思います。

チューニングとは楽器の調律で、音の高さをあわせることをいいます。

メンバーがチューナー(チューニングメーター)とよばれるものを持っていると思いますので、
使い方を教えてもらってチューニングします。
やり方はすぐに覚えてしまうでしょう。

チューニングは自分でやると決めているメンバーもいますし、ローディーに任せるというメンバーもいます。

ローディーでないスタッフにはこれをやる機会はないと思いますが
緊急の場合にやらなければならないということがあるかもしれませんので。一応紹介しておきました。

メンバーによっては、わざとピッチ(音程)を高くチューニングする人もいます。
「ライブではチューニングがずれてくるから最初からピッチを高くチューニングする」などのように言ってくるでしょう。
しかし、これは実際には間違いです。
JUST(ちょうど)にチューニングしましょう。

また、温度や湿度によってチューニングが変わるので、
楽屋でチューニングしたからといってステージでチューニングをしないというわけにはいきません。
ですから、ステージでのチューニングも必要になります。
ステージでのチューニングはメンバーの仕事かもしれませんが、これをローディー(スタッフ)がすることもあります。
ステージでの温度上昇を見越して、楽屋でJUSTではないチューニングする場合もありますが、
それはメンバーに任せた方がいいかもしれません。


Vol.6 ライブの運営をサポート


機材の準備(セッティング)を任されることもあります。
これは、おもにローディーの仕事ですが、ローディーがいないときにはスタッフが頼まれることがあります。

電源を入れる順番があるので注意が必要です。
順番を間違ってしまうと、機材が壊れてしまうこともあります。
メンバーからよく聞いておこなってください。
スタジオに同行して、機材のセッティングの仕方を練習してみるのもいいでしょう。

また、リハーサルのときに、アンプのつまみの位置などもメモしておかなければなりません。
つまみの位置が常に同じならば、それを覚えてしまえばいいのですが、
ライブハウスの大きさ、ライブハウスの音響、ライブ当日の温度や湿度などによって、
理想な音を作りたいときのつまみの位置が少しずつ変わってくるものなのです。
ですから、毎回のライブことに少し位置が違ってくるので、リハーサルのときにメモしておく必要があるのです。
そしてセッティングで、メモしたつまみの位置に合わせるのです。

ライブで入場のときにMDやCDから流す音楽をSE(エスイー)といいます。
バンドによってはこれを生演奏でおこないます。

このSEを流すタイミングをライブハウスのスタッフに伝えます。
メンバーとしっかり打ち合わせをして、
音楽を流したいタイミングをライブハウスのスタッフにリアルタイムに伝えるのです。

直接またはインターホンなどで「SE流してください」とライブハウスのスタッフに伝えればいいでしょう。

ステージに幕(カーテン)があるライブハウスもあります。
これはメンバーがセッティング(機材の準備)をしている様子をお客さんから見えなくするためのものです。

ライブハウスのスタッフが幕の開閉をしてくれることもありますが、バンドのスタッフがこれをすることもあります。

セッティングが終わったメンバーは幕の裏側で待機していています。
スタッフは「このタイミングで幕を開けてメンバーを登場させよう」ということを考え、
またはメンバーと相談して幕を開けるのです。

幕を早く開けすぎて準備ができていないメンバーをお客さんの前にさらしてしまってもかっこ悪くなってしまいますし、
遅く開けすぎてSEが終わって無音状態になってしまってもかっこ悪いです。
このタイミングひとつでバンドのインパクトも変わってきますので重要です。

ライブハウスのスタッフへの伝達もスタッフの仕事です。

リハーサルのときと本番とではステージで聞こえる音が違ってくることもあります。

ステージの中央でヴォーカルが聞こえにくいからといって
「センター(ステージ中央)のヴォーカルの音量を上げてください」とマイクで言ったらお客さんにも聞こえてしまうのです。

ですからメンバーはステージ横に待機しているスタッフに
「センターのヴォーカルの音量を上げて欲しい」ということを、ライブハウスのスタッフまで伝えてきてもらうのです。

メンバーとスタッフの間ではサインが決められることもあります。

あらかじめヴォーカルが聞こえにくくなってしまうかもしれないと想定して、
スタッフに手で合図を出したら
「センターのヴォーカルの音量を上げて欲しいことをライブハウスのスタッフまで伝えてきてもらう」
などのように決めておくのです。
ちなみに僕が使っていたサインは右手を背中にあてたらドラムの音を上げてくれというサインでした。

ライブ中スタッフはステージの横などで待機しています。

メンバーの楽器等にトラブルがあった場合、それを対処していくのもスタッフの仕事です。
もちろんその場合にはメンバーの指示があると思いますが、
メンバーもたぶん焦っているので、すばやく対処できれば信頼もUPします。

これは経験がないとどうにもならないかもしれません。
これは機材に関することですので、主にローディーの仕事になります。

具体的には予備のギターを準備しておいてギターの弦が切れてしまったら交換する、
交換したら弦の切れたほうのギターの弦を張り替えておくなどのことをします。

メンバーが予備のギターを持ってきていなかったなら、
MC(トーク)などで場を繋いで緊急に弦を張り替えたり、スタッフが他のバンドからギターを借りてきたりもします。

曲の途中でメンバーがマイクスタンドに接触して倒してしまうこともあります。
メンバーは演奏中にマイクスタンドを立て直すことはできませんし、
演奏をとめてマイクスタンドを直していたらかっこ悪いでしょう。
ですから倒れたマイクスタンドを直すのはスタッフの仕事です。

ふだんはマイクを持って歌っているヴォーカルでも
バラードのときだけはマイクをスタンドに立てて歌いたいというかもしれません。

タイミングを見てマイクスタンドを持ってきたり片付けたりするのもスタッフの仕事です。

曲の途中でシールド(コード)が絡んでしまうこともあります。
メンバーは演奏中にこれを直すことはできませんのでスタッフがこれを直すこともあります。

とはいってもメンバーの立ち位置を動かさなければ絡んだシールドは解けません。
ですから演奏中は絡んだシールドがメンバーの邪魔にならないように動かすなどして
できるかぎりのサポートをします。

そして曲が終わったときにメンバーに立ち位置を動いてもらって絡みを解くのです。

それ以外にも仕事があるかもしれません。
メンバーが客席に落ちた場合(飛び込んだ場合?)、それを救出するのもスタッフの仕事です。
メンバーにライブの写真を撮ることを頼まれるかもしれません。

演奏が終了すれば、幕(カーテン)を閉めるように頼まれることもあります。

ライブハウスに幕がない場合に多いのですが、機材の片付けを頼まれることもあります。
機材の電源を落としてステージから回収してくるのです。

電源を落とす順番があるので注意が必要です。
順番を間違ってしまうと、機材が壊れてしまうこともあります。
メンバーからよく聞いておこなってください。
スタジオに同行して、機材の片付け方を練習してみるのもいいでしょう。

シールド(コード)の巻き方にも方法があります。
シールドが良い音で長持ちする巻き方もあれば、
音が悪くなってしまったり、断線して音が出なくなってしまいやすい巻き方もあるのです。

バンドマンによって、シールドの巻き方を気にする人と、気にしない人がいます。
巻き方がわからなければ、メンバーに「巻き方がわからない」と言ってください。
「テキトーに巻いといて」などのように言われたのであれば、ぐるぐる巻きでもかまわないでしょう。
正しい巻き方を教えてくれるバンドマンもいます。


Vol.7 ライブ後の仕事


ライブ後にその日のライブのアンケートを回収します。

「■■バンド名■■アンケート回収しています」、「■■バンド名■■アンケートお願いします」などと言って
ホール(客席)やライブハウスの外を歩いてまわってアンケートの回収をします。

お客さんによってはペンなどの書くものを持っていない人もいるかもしれませんので、
何本かペンを用意しておくといいかもしれません。

アンケート回収ボックスなどを作ってそれにバンド名を書いておくと、
どこのバンドのアンケート回収かわかりやすくなります。
さらに写真などを貼り付けておくと、もっとわかりやすいでしょう。

アンケート回収ボックスは専用のものなどを買って用意する必要はなく、
ダンボール箱の上側を切り抜いて作ったものを使用しているバンドがほとんどです。

ただ単にアンケート回収ボックスを目立つところに置いておくのではなく、
アンケート回収ボックスを持ちながら「■■バンド名■■アンケート回収しています」のかけ声があると効果的です。

場合によっては、アンケートを回収しながら次回のライブのチケットを売ることもあるかもしれません。

機材を片付けたり、機材車に積むことも仕事です。

機材には、下においていいもの、上に何かを載せてはいけないもの、
寝かせて置いていいもの、立てておかなければならないもの、
固定して置いておかなければならないものなどの違いがあります。

また、機材車に機材を積むスペースは限られているので、
決められた順番どおりに機材を積んでいかないと、機材を全部積むことができないこともあります。
機材の積み方などを完全に覚えてしまうまでは、メンバーに聞いてからおこなってください。

ライブハウスを出るときには、忘れ物のチェックもスタッフの仕事です。
もちろんメンバー自身も忘れ物のチェックはしていると思いますが、
メンバーが個人的に持ってきたものは忘れなくても、バンド全員で使っているようなものは忘れがちになるのです。

最後に「おつかれさまでした」のあいさつを忘れないようにしましょう。

最近では少ないようですが、ライブ終了後、打ち上げをすることもあります。

打ち上げの場所を決めて予約したり、
打ち上げの幹事をするのもスタッフの仕事になります。

もちろん打ち上げをやる場合の話です。
打ち上げをやるかやらないかはメンバーと相談してください。

メンバーとスタッフと友達で小規模な打ち上げの場合もありますし、
ライブハウスのスタッフを招待して打ち上げをする場合もあります。

これらのように、お客さんぬきでおこなう打ち上げを「関係者打ち上げ」などといい、
「今日の打ち上げはファンカットで」や「関係者だけで」などのように話がされます。

ファンをふくめて打ち上げをするときには料金なども決めなければなりません。
この料金はメンバーとは話し合いをせずにスタッフが独断で決めることも多くなります。

ほとんどの場合は割り勘だと思いますが、
タレント売りしているバンドなどでは、メンバーやバンドのスタッフは料金を負担せずに、
そのぶん多くお客さんが負担するということもあります。

これは打ち上げもファンへのサービスの一環として考えていて、
バンドをファンとの間に気づかないうちに一線を置く方法でもあります。

打ち上げはライブじゃないから、メンバー・ファンなどの立場を関係なしに普通に飲み会をやって
友達・知り合いの輪を広げていこうというミュージシャンと、
打ち上げもファンに提供する商品の一環で飲み会とは別のものだと考える
タレント売りしているバンドマンとの差ではないでしょうか。

バンドの方針に合った方法で決めてください。

対バン(同じ日に一緒にライブをしたバンド)と合同で打ち上げをすることもあります。

それぞれのバンドのスタッフが協力して幹事をするのが一般的ですが、
どこかひとつのバンドのスタッフが代表して幹事をすることもあります。

この打ち上げ方法の場合、人数がかなり大勢になるので、できるだけ早めに会場を押さえなければなりません。
場合によっては居酒屋を貸し切りにしてしまうこともあります。

対バンから打ち上げ一緒にやりませんかと誘われたときにはメンバーに相談してから返事をしてください。

あなたがスタッフをしているバンドのメンバーから、
合同で打ち上げをしたいから対バンを誘うようにと言われるかもしれません。

こういった場合には、
対バンのメンバーに直接「合同で打ち上げしませんか」と言わずに、対バンのスタッフに話を持っていきます。
「今日は打ち上げどうするんですか」、「よかったら合同でやりませんか」などのように話しかけてみるのです。

対バンのスタッフもメンバーから返事をもらってきてくれるでしょうから、あとは待つだけです。

メンバー同士で合同の打ち上げの話が進んでいることもよくあります。


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